サイフォンコーヒーを淹れた。
兄からお誕生日のプレゼントでサイフォンの器具?をもらった。「好きそうな変なやつ家に送っといたで〜」と連絡をもらってから嬉しくて、到着したらしいとLINEがあった日は仕事が終わるのがいつもより遅く感じられた。
家に着いて大スキップでマンションの廊下を通り過ぎ、ふと視線を感じて横を見ると中学生以来12年ぶりくらい会う友達がこちらを見ていた。あまりに気まずくて大スキップを続けた。彼女は幻を見た。私ではない、幻を見たんだ。そう、そう、そう、、、、、、。
宅配ボックスには大きな箱が入っていて、何だと思って少し振り回した。「割れ物注意」のテープは華麗に無視され、人の気遣いってこうやってスルーされることがあるんだと悲しくなった。これからは「割れ物注意」を見逃さない人間になろう。選手宣誓。
何が入っているかわからないプレゼントを開ける時のドキドキは素晴らしい。会社に私をいざなう憎き電車の中での鼓動とは訳が違う。鼓動の中にも種類があって、一つ一つに名前がついたら面白いなと思った。感情の種類も増えるのだろうか。
兄は私をどう解釈しているのか、「好きそうな変なやつ送っといた」は私を不安にさせたがやっぱりポジティブなドキドキだった。
箱をゆっくり開ける。
!!!!!!!!!
サイフォンコーヒー!!!!!!!!解釈大正解!!!!!!!
私はサイフォンコーヒーを飲んだことがない。憧れていたんだけどチャンスがなかった。兄からの特大プレゼント。さらに高鳴る鼓動。大嫌いな説明書だって頑張って読んじゃう。うん、少し難しそう!!!!!
何とか淹れたサイフォンコーヒーは濃くて、ドリップコーヒーとは全然違っていて、エスプレッソとも全然違っていて、なんだかベトナムコーヒーみたいな感じだった。
コーヒーを飲みたい人は私の家に来たらいいと思う。カフェくらい美味しいコーヒーを淹れる自信はある。豆だってこだわりなんだからね!!!!
兄上様に感謝の意を示しながら、日記を終えようと思う。
ありがとう、兄。
おしまいおしまい
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