お気に入りのキャラメル色のコートを着た。
兄から貰ったキャラメル色のロングコート。おバカみたいに重いけど死ぬほど可愛いお気に入りの子。形はオーソドックスなチェスターコートなんだけどくるぶしに着きそうな長さと甘すぎないキャラメル色とマーブルのボタンが死ぬほど可愛い。もう本当に可愛い。嫁ぎたいくらい可愛い。キャラメルコートの嫁になりたい。
めちゃめちゃお気に入りなんだけどこれを着たのはかなり久しぶりだった。多分3年ぶりくらい。2022年の1月に友達と京都の三千院に行った時に着たのが多分最後。ちなみにもう一つのお気に入りであるフードがやたら大きい白いダウンを最後に着たのは23年1月の初詣でしたね。ブラウンのアーガイル柄カーディガンの最後の話もしましょうか?適当だと思ったら大間違いです正に記憶に刻まれておりますので。
なんで着ていなかったかと言うと兵庫の実家を離れて大阪に住んでいる時に大阪の家に持って行っていなかったからだ。大阪のお家はクローゼットが大きくはなくてアウターは使いやすいもの2着くらいしか持っていっていなかった。使いやすい子ドラフトでバカみたいに重くて裾が地面につく可能性があるキャラメルコートちゃんは秒で指名から外れたのだ。指名されるには防寒・何とでも合う・軽い の条件を満たさなければならない。キャラメルコートちゃんは選ばれる努力がたりませんでしたね。まずは軽くなる努力から始めてください。
しかし久しぶりに着て思った。やっぱり可愛い。防寒で軽くてシンプルなアウターももちろん大好きだけどやっぱりこの子は可愛い。重いし裾が長すぎてトイレとか死ぬほど行きづらいけど可愛い。かあちいである。
私が小学3年生の時くらいにやっていた「リアル・クローズ」という老舗百貨店の婦人服売り場を舞台にした洋服販売員のドラマを思い出した。加藤夏希さんが演じていためっちゃおしゃれなエリート販売員さんが「おしゃれは我慢ですから」と言って死ぬほど高いヒールを履いていた場面。そういえばあのドラマが放送されていたのも今くらいの冬で、5時半の門限を守って公園から帰宅したあと、クノールのスープを飲みながら録画していたリアルクローズを見るのが好きだったなと懐かしく思う。多分火曜9時枠のドラマだった気がする。
おしゃれは我慢とか言えるほどの力量は生憎持ち合わせていないんだけど我慢してまで着たい服があるってすんばらしいことだなって思う。服って身に纏うだけで背筋が伸びたり1日をいつもよりご機嫌に過ごせたり気になるあの人に声をかける勇気が湧いたり自分の意見を伝える強さをもらえたりするパワーがある。我慢してまで着たい服=その人のパワーを少しアップさせてくれるアイテム なのかもしれない。
ちなみに私にとってのキャラメルコートちゃんは自分を涙の女王 ホンヘインだと錯覚させてくれる力があります。
おしまいおしまい。
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