ほっぺと鼻の上にニキビができました。
昨日の夜お化粧を落として鏡を見たら鼻の上に1つ、頰に2つニキビができていた。ほうほうどうやら私の身体が不調を訴えているらしい。早速ネットで調べてみると鼻のニキビは質の悪い食事、頰のニキビは睡眠不足と腸内環境に原因があるということがわかった。
私はニキビを身体からのお手紙だと思うようにしている。少しでも健康に支障をきたす行動をすると身体はニキビを発生させるという方法でどこが悪いかを教えてくれるのだ。「ちょっと姉さんお酒飲み過ぎとちゃいます?」の意味を込めて眉間にニキビ、「今胃荒れてますわ、脂っこいもんばっか食べてんと野菜食べてください」の意味を込めて人中にニキビ。必死に教えてくれるのが可愛いのでぜんぜん愛しちゃう。
とは言いつつニキビができる原因がわかったらもうニキビは全くの用なしなので徹底的に消しにかかる。新大久保で店員さんに激推しされて買ったアレルギー用のクリームをつけてニキビパッチを貼る。これで奴らはイチコロだ。明後日には跡形もなく消えているだろう。
世の中で一般的に全く望まれていないものってどうして消滅しないんだろう。ニキビもそうだし雑草もそうだしゴキブリもそうだし。現代のあらゆる技術を使って消そうとしているのにぜんぜん消せないの普通にすげえって思う。まだまだ技術の進化が解決できないものって身近にたくさんあるんだろうなって思ったら謎のロマンを感じてしまう。
でも今思った!一見全く望まれていないと思われているものにももしかしたら存在の意味があるのかもしれない。そういえばさっき「ニキビはお手紙なので愛している」と書いたところだったのを思い出した。危ない忘れ去るところだった。
ニキビだけじゃなくて雑草もゴキブリも世界で重大な役割を背負って生きているのかもしれない。こんなにも疎まれていて、除草剤やらゴキブリホイホイやらで根絶させようとする人間がたくさんいるのに自分たちの役割を果たすために一生懸命子孫を残しているのかもしれない。そう思ったら涙が出てしまう、その健気さに。
この極めて危ない思考回路は人間関係のストレスを軽減させるのにとても役に立つ。苦手な人や合わない人から距離をとった方が良いことは森羅万象周知の事実なんだけど社会で生きていたらそうはいかないこともある。関わりたくないけど関わらなければならない時、その人の嫌な面だけを見るのではなくて「こいつはとてつもなくウザいがもしかしたら何か大きなミッションを背負って悪役を演じているのかもしれない」という裏ストーリーを勝手に作り上げることでなんかそこまで嫌ではなくなる。
ところでなんの話をしてたんだっけ
おしまい