最近少し料理が好きでした。
そう。過去形である。好きだったのは昨日まで。今日の私は料理が嫌いだ。
私は実家を出てからできるだけ自炊をしている。肉じゃがとかトマト煮とかカレーとかハンバーグとか結構バラエティに富んでいた。まあ一時期取り憑かれたようにトマトスープしか作らない日々もあったが。
お盆くらいからコロナになったり外食が増えたりで料理をする機会が減ったんだけど先週くらいから料理を再開するようになってあれ?料理って楽しいんじゃね???のゾーンに突入した。
先週はガパオライスやらラザニア風の食べ物やらを作って昨日はチンゲンサイの中華炒めを作った。そして今日、ロールキャベツの白菜バージョンを作った。これである。こいつだ。ロール白菜が原因だ。私の料理好きを一瞬にしてゼロにした犯人は。
作ってて気づいてしまった。面倒臭い。料理、面倒臭い。まじ、面倒臭い。
白菜洗ってたら顔に水がめっちゃ飛んできて無理になった。その後の玉ねぎを微塵切りにする工程とか無理のオンパレード。なんか心なしか手がカサカサになったし。肉と玉ねぎと調味料をこねる工程を経て白菜でタネをロールし焼きの工程に突入する。これがマジで生きてきた中でベスト8くらい不快。せっかく火を通してやってんのに油がめっちゃ飛んでくる。私のお気に入りの可愛いジェラピケパジャマに油が跳ねやがったし。いい加減にしてくれる?もう焼いてあげないよ??
極め付けは見た目である。こんなにも苦労して作ったのに地獄の概念みたいな色をしていた。地獄にオーラがあったら多分こんな色。なにこれゴミなの?え?ほんとに許しがたいんだけど??
お気に入りパジャマと手の潤いを犠牲にして得たものは油でドロドロのコンロとフライパン、そして地獄概念肉白菜である。もう信じられるものはお湯を注ぐだけのお味噌汁しかない。あいつって優秀だからなあ。
そうだ思い出した。気が付かないようにしていたんだけど私料理まじで苦手だったんだわ。そうだ。好き嫌いとかの前に苦手だったんだった。昔叔母が家にくるから張り切ってケーキ焼いたらオーブンが発火して警報が鳴ったんだった。カレー作ってたら煮込みすぎて黒い固形物ができたこともあったんだった。あーそうだそうだ私料理できないんだった!!!
料理苦手なはずなのにちょっと好きになってしまったせいで応用編に挑戦してこの有様である。目の前にはもちろん地獄概念肉白菜が大量に積まれている。
だれか私に料理作ってください。
おしまいおしまい
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