wombatchang’s blog

海と夏と猫が好き

父はハロウィンの時期になるとウキウキし始める

私の父はハロウィンガチ勢だ。

 

今日は実家に帰っている。先に夜ご飯のピザとサラダを食べ終えた父がそそくさと立ち上がって紙袋から何かを取り出した。新調したハロウィンのオーナメントだ。光るカボチャと小さいカボチャと色違いのカボチャと大きいオバケと小さいオバケとカボチャを待ったオバケ。まだ一緒にご飯を食べていた母が私に「お父さんあれどうしても欲しかったらしくて2回にわたって交渉してきてん。どうしても欲しいらしく店に連れて行かれたからもうええわと思って買った。」と言った。

 

30分くらいかけてハロウィンオーナメントを配置し終わると父は満足そうにコーヒーを淹れて飲み始めた。うける。

 

私の父は謎にハロウィンガチ勢だ。昔東京に単身赴任していた時も父の家に泊まりに行くと9月くらいから光るかぼちゃとオバケがテレビ台の上に配置されていた。単身赴任が終わってからも必ずこの時期になるとソワソワし始めて新しいハロウィンオーナメントを仕入れて黙ってリビングに配置する。お正月もひな祭りも鯉のぼりもそんなに興味を示さないのに。私と母はハロウィンと私の父の間には何か深い関係があるのだと思っている。なぜなら関係なくてあの興味の持ちようは流石に謎すぎるから。ハロウィンに命でも救われたこととかあるのかな。

 

私の父はめちゃめちゃ理系で合理的で効率的で共感という言葉を知らない。いや言い過ぎwwwwwと思われるかもしれないけどまじでこんなにドTな人いるんだって思う。共感してほしいと思って言ったことはもれなく共感されず私が言いたいことを整理して矛盾点を指摘して深掘ってきたりするので困ってしまう。まあそこがかっこいいし尊敬する部分でもあるんだけど。

 

そんな父が。毎年この季節になるとハロウィンに胸を踊らせ始める。なぜか。まじで分からない。

 

私が小さい時、父はバカみたいに仕事が忙しかった。土曜日も仕事だし平日は夜中の2時とかに帰ってきて朝の6時とかに家を出ていた。でも仕事の文句を聞いたことがない。早く帰ってきた時は私が寝る時に一緒に物語を作ってくれた(独特)し、日曜日は必ず一緒におでかけしてくれた。クリスマスは私が寝ている時、プレゼントを枕元に置く時にサンタさんの服を着ていたらしい。私がその時ちょうど起きてしまったら大変だから。

 

そんな父だからもしかしたら小さい時の私と兄がトリックオアトリートの時期にずっとウキウキしてたから今もハロウィンのオーナメントを飾ってくれているのかな、とも思う。まあ単純に彼がハロウィン好きなだけかも。

 

そんな父は今年で60歳。母によって75歳まで働かされると笑いながら言っていた。可哀想。共感はされないけどとても尊敬しているのでこれからも相談し続けると思う。ハロウィンにウキウキする父を見ながらやっぱり私はこの人の娘に生まれて良かったと思った。

 

おしまいおしまい

 

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